2004年12月の日記


12月 31日 金曜日 のち
大晦日
 激動の2004年も今日で終わりです。でも、いろいろあったなぁなどと回顧するヒマもなく、ひたすら家の用事に追われました。
 まずは、各種買い出し。なぜか、うちではおせち料理の材料なんかも大晦日の日に買いに行ったりします。その他、灯油だのなんだのあちこちにいかなくちゃなりません。でも、世間ではそういうことはほとんどすんでいるのかなぁ。道はけっこうすいているし、お店も、京都でも初雪が降った関係か、カーショップはタイヤ交換の車でごった返していましたが(いまごろ遅いような気がする・笑)、それ以外の店はそんなでもないようです。
 買い出しが終わったら6時。家に帰ったら、まだパートナーは掃除の真っ最中です。ということで、大あわてで晩ご飯の準備。で、片づけが終わったら、いよいよおせちづくりです。大晦日って、夕方からテレビもバラエティが並んでいるけど、きっと他の家では家族そろってみているんだろうなぁ。それとも、子どもが親の用事の邪魔をしないためなのかなぁ。
 そこからは黒豆を炊いたり、クワイの皮をむいたり、栗きんとんをつくったり。パートナーはひたすら煮物をしています。てんやわんやも4時間ほどしたらようやく「ながら」になってきました。時間は12時前。そろそろ近くのお寺で除夜の鐘が鳴り出す頃です。外の音に耳を澄ましていると、そのうち鳴りはじめたので、子どもふたりを連れて行きました。下の子どもははじめての経験で、えらい興奮気味です。一回鳴らして、おそばをもらって「もう一回鳴らしに行く」といって、鐘つき堂に行ってしまいました。しばらくして満足そうな顔をして帰ってきました。
 で、家に帰ってお風呂に入って…。子どもが寝たのは12時半。そこから大人はおせちを詰めて…。てなことをしていて、大人が寝たのは午前3時。結局、最後の最後までバタバタした一年でした。

12月 30日 木曜日
いい夢を見せてもらいました
 朝、ホテルで目が覚めると、やたらのどが渇いているし寒いし。とにかく浴衣姿で自動販売機へ。いままでだったらビールでも買うんでしょうが、とてもじゃないけど、最近飲めません。アクエリアスを買って部屋へ。外を見ると、少しずつ夜が白みはじめている感じです。なんか、大東京の夜明けという感じで気持ちよかったのですが、体調は最悪でした。そのままもう一眠りしたりしながら、チェックアウトの10時まで「あしたのジョー2」を見て粘りました。
 実は今回東京に来た最大の目的は、国立競技場に行くことだったんですね。全国高校サッカーにウチの学校が出場して、かつ、開幕戦になったもので(あ、勤務先ばれた・笑)、「これは行かなくちゃ」ということだったんです。だって、国立のピッチですよ。
 ところで、開会式まで少し時間があります。朝ご飯を食べようかなと思ったのですが、せっかくですから秋葉原に行って、ビデオキャプチャーボードを買うことにしました。しかし、なんかなぁ…。それにしても、寝不足+飲み過ぎ+ぜんぜん食べてないという状態だったもので、体調は絶不調。立つことはおろか、座っていることもしんどいという状態になってきました。やばいなぁと思いながらも、結局、祖父地図で「本日のサービス品」になっていたカードをゲット。その後近くのラーメン屋に行って早めの昼ご飯にしました。塩ラーメンを頼んだのですが、ビールを頼む気が起こりません。かなり重症です。しかも、塩ラーメンが全部食べられない。あまりにもやばすぎです。でも、とにかく国立を目指して移動をはじめました。
 信濃町の駅を出てしばらく歩くと、地響きのような歓声が聞こえてきます。開会式の入場行進の最中のようです。スタンドの反対側に、ウチの学校の応援席があったので、ここで生徒たちと合流。ようやく落ちつきました。開会式では、やっぱり「あの歌」が流れたのですが、当然不起立。まわりを見渡すと、どうもわたし一人のようです。そういう時代なんだなぁ、と。
 開会式のあと、いよいよ開幕戦。前半20分くらいにフリーキックでウチの学校が先行。そのまま前半終了。もしかしたら、1回戦勝つかも…。後半、どうも疲れが出てきたみたいで、明らかに運動量が減りました。相手の10番が何度もペナルティエリア内に入ってきます。それでもなんとか持ちこたえていた35分。とうとう1点を入れられてしまいました。結局そのまま同点でPK戦。なんと、ここでウチの学校、2回もとめられてしまい、とうとう負けてしまいました。なんか、やっぱ残念だなぁと思う一方、国立まで連れてきてもらって応援することができたことに感謝の気持ちがわいてきました。だって、自分の学校の生徒が国立のピッチに立つことなんて、一生のうち一度あるかないかってことですからね。いい夢のひとときをありがとう。

12月 29日 水曜日
餅つき→東京→呑み
 今日は朝から弟のお寺で餅つき大会と称する宴会。子どもたちを連れて、行ってきました。なお、「要差し入れ」ということですので、毎年恒例となっているサムゲタンをつくりました。あとは、昨日作った大根葉とか、ちょっと前につくったあん肝とか。そうそう、お餅用の大根おろしをつくっておられたのですが、大根葉がやっぱりあまっていたので、浅漬けなんかもついでにつくりました。
 しかし、京都市内の朝は寒いです。で、お酒を飲んだら、これが冷酒なもんで逆に冷えてしまいます。足元からじんじんとくるなか、暖をとるために餅をつくという、わけがわからない状態でした。
 そうそう、わけがわからないということになると、みなさんわたしのことを「お姉さん」と呼んだり「お兄さん」と呼んだり、はたまた子どもの前で「お母さん」と呼ぶ人もいるし、子どもはわたしのことを「お父さん」と呼んだり。かなり混乱があったようです。
 てな感じで、昼過ぎまで餅つきをして、そのまま子どもたちは帰して、わたしは東京へ。まぁ、いろいろ用事があるのですが、今日はその前夜祭という感じですか。
 6時頃からボチボチといつもの内輪のメンバー+スペシャルゲストが集まりはじめました。あ、ひとり大切なメンバーが諸般の事情で来ることができませんでした。ほんとうに残念!で、あとは絶好調で飲み会。ある人のパートナーとの赤裸々な会話を聞かせてもらって、みんなで「おお!」とびっくりしたり。いや、内容があまりにもすごいので、本人の許可というか暴露がないと、とてもじゃないですけどここには書けません。
 2次会は、当然近くでカラオケ。1時間半みんなで歌いまくりでした。途中、「この映像は東京」「いや、大阪」などというしょーもない会話で盛りあがったり。てなことで、12時頃にこれまた恒例になった「ラストダンスはわたしに」でお開き。ほんとうの忘年会でした。そうそう、大切な一曲「胸キュン」がなかったのが、寂しかったなぁ。

1. 12/31 00:51 「映像に見る昭和史」って趣もありました。会場はやはり馴染みの街がよろしいですね。お疲れ様。東ジュン

12月 28日 火曜日
あせるとね…
 今日は仕事納めの日です。学校に行くと、あちこちで大掃除をしておられます。といっても、うちの部屋は特にそんな季節感もなく、のんびりとした時間を過ごしていました。
 ところが、家に帰ると、パートナーは整理と掃除で大忙しです。なんかそれにつられて大急ぎでお昼ご飯をつくりはじめたところでアクシデント。左手の人差し指の先っちょをそいでしまいました。さいわい、つめとその下の皮膚を一枚だったので、バンドエイドなんぞをきっちりまくと痛くもないし、すぐに血も止まりました。やれやれ。
 なんだかんだで気がつくと夕方。そういえば、冷蔵庫の中には葉っぱが山のようにあります。なんとかしなくちゃということで、ニンジン葉と大根葉の料理にかかりました。
 両方とも、まずは湯がいて水にとってみじん切りにします。ニンジン葉はそこからごま油でカラカラになるまで炒って、ダシじゃこ・酒・みりん・醤油を入れてさらに炒ります。水分を充分飛ばしてフカフカになるとできあがりです。大根葉は、軽く炒めたあとダシ・酒・みりん・醤油で味つけして、細かく刻んだお揚げを入れて炊きます。
 ついでに、大根葉の浅漬けなんかもつくってみました。みじん切りにした大根葉をちょっとへつって、塩をします。しばらく重石(水を入れたコップでOK)をしたあと、塩抜きをします。あとはダシ昆布を細切りにしてあえてしばらくおくとできあがりです。ゆずの汁なんかをたらすといいでしょうね。
 本日の晩ご飯は、あとは水菜とカスのたいたん。鶏たっぷりの具だくさんのみそ汁。あとは、きのうの残りもん。そうそう、大人向けにネギのベタ焼き(なにせ、ネギが山のようにあるんです)。もっとも、大人向けにつくったのに、下の子どもにとられてしまいましたけど…。まぁ、ヘルシーな食事でした。
 しかし、野菜の料理は根気ですね。あせるとろくなことがありません。

 あせりは禁物。なんにしてもね…。

1. 12/29 07:19 せせりは好物。塩で焼いてね・・・。
2. 12/29 07:29 せせり〜。あ、今日、某所でサムゲタンをつくるんだった。(い)

12月 27日 月曜日
クラウス・シュルツが聞きたい
 ネットで「klaus shulze time wind」とやっても、「ええでぇ〜」とか「◯◯なときに聞きたい」とかいうのばっかりがひっかかって、どっかの通販で中古レコードで扱ってるなんていうのは、ぜんぜんありません。どなたかレコードかCD持ってはりませんか?
 って言っても、ここ見ている人、少ないしなぁ…。

1. 12/28 21:11 http://zappa.ktplan.ne.jp/lp.progre.htm はいっ
2. 12/29 07:30 ザッパですか。よさげな店ですね。布施かぁ、行ってみよう。

12月 26日 日曜日
野生の町
 昨晩は、京都市内北部の某所に泊まっていました。
 とにかく「目が溶けるまで寝るんだ!」と誓っていたのですが、限界は8時半。横を見ると、みんなまだ寝ています。元気だなぁ、と。
 ちょっと朝の空気が吸いたくなって、コーヒーをわかして外へ出ると、目の前にお猿さんが…。いったいここはなんやねん。しばらくすると、向こうの山からいっぱいお猿さんがおりてきます。あわててパートナーと子どもを呼んできました。下の子どもは大喜びです。ふと横を見ると、「カシャッカシャッ」という音を立てて走る動物がいます。「ん?シカ?」。なんで町中をシカが走っていますねん。しばらくすると、シカが走り去った方向からおばあちゃんがのんびりと歩いてきました。恐るべし、地元のおばあちゃん。
 やがて、山の中から「キー」という声がすると、お猿さん達は山へ向かいはじめました。もっとも、わたしの横にも「キー」と鳴いている、お猿さんみたいなヤツがいましたけど…。君が行くところはちがうねん。

1. 12/28 10:53 あ〜。叡山の麓の町中は割と鹿が歩いてますよ。わたしの学生時分にも目撃例があります。ほかにも鼬や狸も(ま”)
2. 12/28 10:58 そっか、幻影じゃなかったんだ…。しかし、朝の9時半でっせ…。(い)
3. 12/28 18:36 ニホンザルに会ったら、目を合わせないようにしてください。ガンつけたと思われて、攻撃されることがあるそうです。いや、マジで。(ms M.)
4. 12/28 19:34 CAN
5. 12/28 19:39 CANCAN蝉な<だ
6. 12/28 19:40 ↑(北区)
7. 12/29 07:31 えと、パートナーは見つめあってしまったようです。下の子どもは「また来てね〜!」と叫んでました。(い)

12月 25日 土曜日
比叡山の麓で山歩き
 冬の山って、けっこう好きです。広葉樹はそれなりに葉が散っていて、枯れ葉が地面を覆い隠してくれています。「寒い寒い」といいながら山を歩くとそれなりに暖まります。ふと上を見ると、空はよく見えるし、枝は勢いよく空に突き刺さっているし。
 ということで、家族みんなで比叡山の麓を散歩。山を散歩するのは久しぶりです。そういえば、休みの日、家族と一緒にいるのも珍しかったりするしなぁ。子どもはそのへんに落ちている枝をツエ代わりに使ったり振り回したり。パートナーは蔓を引っぱって歩きながらリースをつくったり。なんでも、今年はじめてだそうです。もうクリスマスは終わったけどね。小1時間歩くとちょうどいい感じになりました。さて、晩ご飯を食べに帰りましょうか…。

12月 24日 金曜日
クリスマス@家
 なんでも、パートナーが言うには、またまた鶏の中抜きが注文してあるとか。あんた、3日連続で鳥の丸焼きかいな…。まぁ、3日連続はわたしだけで、家族は2日連続だけどね…。
 ということで、鶏は29日に某所でサムゲタンをつくるために残しておいて、今日はチーズフォンデュということになりました。実は、これ、簡単なんですよね。具材を茹でて火を通して、あとは、チーズを溶かすだけ。しかも、「チーズフォンデュの素」を売っているので、それを使えばとても簡単です。それでも、かなり豪華に見えるからいいですね。子どもたちはワインっぽいジュース。大人は「ほいりげ」というスパークリングワインというのが、ウチの定番です。かなりの量があったのですが、30分ほどで食べつくしてしまいました。まぁ、残ったものはカレーにするなりシチューにするなりグラタンにするなりすればいいので、これまた楽チンです。一回の食事で2回分つくれるのがいいところですね。
 そのあと、子どもたちにプレゼント。上の子どもには、matrixの中古ソフト(笑)。下の子どもには勉強机の引換券(笑)。わたしはパートナーにハーブティーを入れるためのポットを、パートナーはわたしにセーターと知恵の輪を買ってくれていました。なんで知恵の輪なのかよくわかりませんが、たしかに電車に乗った時の暇つぶしにはなります。しかし、本を読みたいんだけどなぁ…。
 興奮する子どもたちを寝かしたら、12時過ぎでした。このあと、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるらしい…。

12月 23日 木曜日
クリスマス@実家
 玖伊屋の翌日は、実家で弟家族と両親と3家族のクリスマスパーティー。弟家族には4人の子どもがいるので、ウチとあわせて6人。子どもがこれだけ集まりますと、ケンカもあるし泣きも入ります。まぁ、それはそれでいいかもしれないです。
 メインディッシュは、またまたローストチキン。もちろん一羽では足りませんので、他にチキンレッグも6本用意しました。弟は、ワインが好きなので適当なものを見繕ってもらって、数本持ってきてもらいました。他に、チーズだのなんだのとオードブル系があったりして、なかなか豪華な食卓でした。
 食事の前には、うちの父親による、簡単な礼拝。「新しいものを生み出す」という話でした。子どもたちにわかったかなぁ。でも、どこかで思い出してくれたらいいか…。
 で、まぁ、ワイワイガヤガヤとにぎやかな時間を過ごして、夕方6時頃にはお開き。お腹いっぱいです。たぶん、晩ご飯は食べられないな…。

1. 12/28 12:58 お父様、家族に「説教」されるのですか? すっげ〜。ちなみにカトリックではお話を「説教」と表現します。(紀)
2. 12/29 07:32 いや、父親は教団の補教師を持っていて、◯南坂教会にもいたことがあるそうな。(い)

12月 22日 水曜日
クリスマス@くいや
 今日は土曜日じゃありませんが、変則で玖伊屋の開催日です。12月の玖伊屋は、いつのまにか恒例になった「鳥の丸焼き」です。今年は、いつも仕入れている鶏屋さんの入っているスーパーがつぶれたことがあって、別のスーパーで仕入れました。はたしてどんな味になることやら。さらに、パートナーからの要望で、詰め物にセロリ・パセリ・マイタケのみじん切りを入れてみました。どんな味になることやら。
 会場に到着したのがすでに8時前。そこから火を入れはじめて、できあがりは早くて9時半です。どうなるやろう…。
 今回は、例年よりもはるかにとろ火で焼くことにしました。というのは、先日、チキンレッグを焼いた時、ちょっと火が強すぎたのか、焦げちゃったんですよね。

 火を入れはじめて1時間ほどして、ジャガイモ・にんじん・ピーターコーンを入れます。それから約40分。ダッチオーブンからおいしそうな臭いのする湯気が立っています。みんながいる部屋に持っていってふたを取ると…。今年は大成功でした。スープもたっぷりと出ていて、それでもうまみは凝縮されています。詰め物に香味野菜を入れたのも正解でした。ちょっと鶏が小さかったのもありますが、あっというまになくなりました。

 ということで、今年最後の玖伊屋。わたしは台所に寝ころんだところを、強制的に布団部屋に召還されて、無事終了でした。

12月 21日 火曜日
100均
 毎年、うちの子どもや弟の子どもを含めた簡単なパーティーをしています。今年もまもなくやってきます。で、ちょこっとしたプレゼントを買うために、100均に行ってきました。
 いや、おもしろいですね。めっちゃチャチなものがほとんどで、めっちゃサクい感じがするのですが、それでも多種多様な品揃えに思わずウロウロしてしまいました。で、「どうせ100円」とか思って、カゴの中にものを入れはじめるととまりません。壁に掛けるリモコン入れ・コルクボード・蛍光灯・グローランプ…。子どものプレゼント・ラッピング用の紙・名刺入れ…。気がつくと、あっというまに3000〜4000円くらいになります。
 そうか、そういうことだったのか…。

1. 12/25 01:50 で、ポイントためて100円割引だったりするんだよね。東ジュン
2. 12/25 01:52 そんな話はどーでもよくて(笑)!久しぶりなのに!ごめん!東ジュン

12月 20日 月曜日
はげ
 今日、急にうちの親が家に来ることになりました。時間は6時。ということは、晩ご飯の準備が必要です。ところが、パートナーはいつものとおり、昼間は大忙し。ということは、晩ご飯の準備はわたし…。「簡単なところでなべにしよう」というパートナーからのメールがあったので、なべの買い出しからスタートです。
 まぁ、野菜系・豆腐系・肉系は一通りそろえたのですが、なんか足りないなぁ、と。やっぱ、さっぱり系の鶏団子は必要でしょう。ということで、ニラと鶏ミンチ。あと、親はそれなりの歳なので、魚系も必要かな。刺身でもちょっと足しておけばと思ったのですが、なかなかいいのがありません。ふと横を見ると「はげ」。「はげ」ってわかりますよね。「うまづら」とも言いますよね。「かわはぎ」です。身は淡泊で、肝は大きくてこってりとしています。それが一匹380円。おもわず2匹買ってしまいました。
 家に帰って、さっそくさばきました。それにしても、骨は硬くて太いし、肝を守るためにか口の下からお腹の途中まで太い骨があるし、かなり苦戦をしましたが、まぁ、なんとか3枚におろして、肝も取り出すことができました。
 肉系のなべに入れたら、せっかくのさっぱりした身の味が台無しです。ということで、身は薄くスライスして、昆布の別なべを準備しましてしゃぶしゃぶにすることにしました。なべの中にポトンと落として、身がクルクルっとしたところで引き揚げて、ポン酢でいただきました。かな〜りうまいです。上の子どもも下の子どももペロペロ食べていました。もちろん、肝もなべに入れて、浮いたところをとって、ポン酢です。こちらはトロリとして、濃厚な味です。いやぁ、珍味でした。

12月 19日 日曜日
クリスマス礼拝
 一応わたしはクリスチャンです。あくまでも一応ですけど…。小学校入学前から「日曜学校」に行き、小学校・中学校・高校と教会に通っていました。大学に入ってからは、日曜学校の先生をしたり、聖歌隊をつくったり、青年会活動をしたりと、それなりに活発に活動をしていました。そういえば、市内地区青年協議会(略称:市青協)なんていうのをつくるのにもかかわったなぁ。大学時代に、ほとんど隣同士の教会間で「転会」をして、物議を醸したこともありました。その後は、「教会に批判的にかかわる」という「過激派(笑)」の青年会をしていました。なにしろ、70年代には教会をバリケード封鎖をした先輩を持つ青年会です。新しい牧師が来るというときには、わざわざ東京までどんな人かを確認しにいったというヤツもいました。クリスマス礼拝でも、マルチン・ルーサー・キングJrあたりを持ち出してきて、なんだかんだと言っていました。その後、就職してからはどういうわけか教会の役員に担ぎ出されたりもしたのですが、徐々に礼拝に出席しなくなり、かれこれ10年近くごぶさたという状況でした。
 ところが去年、「子どもにクリスマスの意味を教えておかないと」などと考え、10年ぶりくらいで礼拝に参加しました。で、まぁなかなかだなぁなどと思ってしまったわけです。で、今年も参加、と。で、まぁなかなかだなぁなどと、今年も思いました。
 しかし、なんだか、だんだん自分がダレこんできているような気がしないわけでもない…。

1. 12/24 03:17 あんなあ、何年ふりにきても、「よお、げんきい」とか昨日のことみたにしていうてくれるのがいる、っていう場所、ええとおもわんの?大事にしてやあ、そおいう場所を。ゆき
2. 12/28 13:02 わたしはカトリックですがまあ似たようなことしてました。うちも最近は子供の方が熱心で。

12月 18日 土曜日
忘年会
 教員って忘年会が多いだろうなぁと思われているかもしれませんが、そんな人はごく一部です。わたしらペーペーは、だいたい学校の忘年会だけ。あとは、せいぜいなにかの会議のあと「忘年会やな」とか言いながら、いつものように飲みに行く程度です。でも、今日はちょっと違う忘年会。某研究所の女性職員の忘年会に行ってきました。
 昼間は明石で某会議。そのままみんなで三宮に行ったのですが、30分ほどビールを飲んで、「失礼します」。で、大阪南東部の町へ。着いたらすでに8時過ぎ。でも、宴たけなわです。残しておいていただいたちゃんこ鍋をつつきながら、ワイン→泡盛とすすみます。ちなみに、ちゃんこの中に入っていた肉団子は参加者のパートナーさんの手づくりとか。歯ごたえを出すために、軟骨のみじん切りを入れているということです。すんげぇ。勉強になります。
 話の方はというと、韓流タレントのことから職場のさまざまなことまで。その話題の広さと観察眼の鋭さに、これまた大勉強になりました。それにしても、互いに少し気を遣いあうだけで、ほんとうに居心地のよい空間になります。とても楽しく「楽な」ひとときを過ごさせてもらいました。ちなみに、もちろんみなさんわたしのことはわかっておられるわけで、その上でこうした交流の場に入れてもらえるって、本当にうれしいことです。

1. 12/22 16:40 実はその某研究所の会報誌に、今度駄文が掲載されまつ。了解なしにごめんなさい。ご笑覧くださいませ。(さ)

12月 17日 金曜日
近代部落の成立の4類型
 中世〜近世の部落史については、ずいぶんと研究も進み、評価も定まり、現場レベルでの教材・実践も進んできたかなぁと思います。でも、近代以降については、実はまだまだそこまで行っていないという感覚があります。にもかかわらず、「部落史の見直し」ブームも少しかげりが見えてきたのかな…。
 そんななか、今日から毎月3回連続で近代の部落史についての学習会が部落解放センターであるということで行ってきました。今日の講師は小林丈広さん。『近代日本と公衆衛生』という本を書いておられる、解放令から同和対策事業開始あたりについて語るのに、もっともふさわしい方のうちの1人です。
 じつは、この方の話、前に聞いたことがあります。「都市型」「農村型」のふたつに部落をわけ、さらにそれぞれが経済的に成り立っていたかどうかでふたつにわけて4類型があるというところから話ははじまります。で、圧倒的に多数なのが、都市においても農村においても江戸期においてはギリギリの生活をし、解放令以降は役負担がなくなったため生活が成り立たなくなった人たちだったということです。で、この人たちはどうするかというと、経済的に成り立っている都市型の部落に出稼ぎに行くということになります。このために、そういう部落にもさまざまな矛盾が起こり始める(流入者の拒否・受け入れによるスラム化)。で、こうしたそれぞれの部落の成り立ち・問題点を個々の部落について把握していくことで、それぞれの部落の必要とする施策のあり方なり、運動のあり方が展望できるということなんだと思います。
 たしかに、いままで「部落」って十把一絡げだったしなぁ。
 あとおもしろかったのは、「しんどい人ほど移動する」という言葉。従来、先祖代々部落に定住してきた人を「部落民」としてきました。でも、実際にはすごく流入・流出が激しい。なんでかというと、しんどい人が生きる場所を求めて部落に流入してきて、そこで生活できなければ、さらに職を求めて次の部落に行く。つまり、部落の特質は「移動だ」と言われるわけです。
 で、一番心に残ったのが「そうやって流入してきた人は、部落ということで差別されることを引き受けている」という言葉でした。従来は、こういう人たちを「入り人」ということで、施策の対象から、一定排除してきたわけです。でも、そのことが結果として部落の活性化を妨げてきたと言われるんですね。そりゃそうです。流出しかあり得ないもん。

 まぁ、さまざまにおもしろい、刺激的な2時間でした。
 次回は、リバティ大阪の朝治さんです。楽しみだなぁ。

1. 12/25 01:40 部落史研究、進化してるんですね。本になったら読みたいなあ。東ジュン
2. 12/25 01:55 ブームじゃだめだよね。すたれちゃだめな話題です。東ジュン

12月 16日 木曜日
新コーナーネタ出現か?
 今日は昼から関西医科大学でした。ヤクの補充とお医者さんとのよもやま話。あと、血液検査の結果か…。
 血液検査については、今日の午前に先日の職場での検査の結果をもらっているので、だいたいわかっていたりします。まぁ案の定、肝臓は絶好調でこなしきれない仕事をし続けているという感じです。ようやく胃の方も少し疲れ気味。でも、だれが胃カメラなんか飲むものか。よけい胃に悪い。まぁ、でも少し疲れ気味の方が、世間様に顔向けできるというものです。
 婦人科では、あとエストロゲンの濃度についての結果が出ていました。それにしても、1月と10月で変化なしです。つーことは、ホルモン飲んでもぜんぜん効果が出ていないということですね。やれやれ。
 で、本日のメインイベント。精神神経科です。
 じつは、まえにちょっとほのめかしていたこともあるのですが、ここで正式に宣言しました。「SRSに向けて動きはじめたいんです」。
 当然の質問。「なんでですか?」。で、答え。「まぁ、なにかとめんどくさいんです」。「具体的には?」「お風呂でしょ。あとはジーンズのはきこなし…。そんなところですか…」
 どうやらSRSの理由はそんなところにあるようです。「ご自分の人生設計のなかではどう考えますか?」「いや、とくに…」「なにか変化があると思いますか?」「いや、なにも変わらないと思います」。
 んじゃ、なんでSRSなんかすんねん。
 だってね、ふだん性器を見せて歩いている人は、まぁほとんどいないじゃないですか。だから、性器の形なんて、社会生活をする上で、実はほとんど関係ないんですよね。職場でも友だち関係でも、「した」と言わなければわからないわけです。だから、「する必要はないし、しても変わらない」わけです。
 まぁ、いままで40年、「ないならないにこしたことがないよなぁ」と思いながらきたわけで、でも、すでにいまの肉体にはかなり慣れているので、「あっちゃダメ!」などという初々しいことは言えません。でも、これからの40年をちょこっと一部肉体改造をした状態で過ごすのも悪くないんじゃないかなぁ。ま、そんなことですから、切実さを持って訴えているわけじゃありません。だから、どうも迫力に欠けるわけですね。
 つーことで、もしかしたらリソースのところに新コーナーが出現するかもしれません。もっとも、これこそどうなるかはわかりませんけど…。なにせ、お医者さんは「まぁ、この間のテレビを見ていて、医者がとやかく言うことではないと思いました。ご家族できちんと話をされた結果であればいいんじゃないですか」と言っておられましたから。
 家に帰ってパートナーに報告。「たしかに、ジーンズのはきこなしのためにはとったほうがいいと思う」と笑っていました。こわれてるな(笑)。

1. 12/18 07:52 うーん、確かに迫力には欠けているような…脱力系?(かずみ)
2. 12/19 06:13 でもまぁ、本音レベルじゃそういう人、多そう(樹
3. 12/21 17:58 私のSRS理由とそう変わらないなぁ。私は温泉に入りたい。男とHする時に楽だからでつ(さ)
4. 12/21 20:23 えっ、本当にそういう人多いんですか!でも何だかホッとする(かずみ)
5. 12/25 01:44 そのへんの話、今度じーっくりしようねー。東ジュン

12月 15日 水曜日
遥かなる甲子園
 今日は人権学習の再学習。人権学習の時間を休んだ生徒に「遥かなる甲子園」を見せました。あ、これ、ペナルティじゃなくて、あくまでも「再学習」なんです。
 そりゃぁ、くさい映画と言えばくさい映画です。でも、あちこちにちりばめられているシーンをつなぎ合わせていくと、とても興味深いし、とても感動するところも多々ありました。

 「危ないから野球部をつくるのはダメ」「危ないから高野連への加盟はダメ」というあたり、「欠格条項」の話ですよね。
 牧口さんあたりにいわせると、「目が見えなくても教習所に行くことそのものはいいじゃないか」なんですよね。まぁ、たいてい目が見えない人は命が惜しくて行かないだろうし、もしも行って合格しようものなら、その人は「心眼」をもっているかどうかはわかりませんが、それはそれだけの「技術」があるわけですから、別に大丈夫なわけです。

 あと、合同練習のところですが、「健聴者すらあれくらいがんばっているんだから」という感じで、価値観の転換があったかなぁと思います。耳が聞こえようと聞こえまいと、勝つためにはそれなりの努力が必要なわけで、「◯◯が不具合だから〜」というのは「甘え」でしかないという感じが出ていて、おもしろかったかなぁ。

 ボートの上のシーンはきれいですね。静寂の中に、手話がヒラヒラとかわされるんですね。しかし、めっちゃジェンダーバイアスがきついなぁとは思いましたけど。

 などと感じながら、実は見ながら泣いていたりして…。終わった時、照れ隠しに「泣いちゃったよ」などと言っちゃいました。生徒達は「先生、涙もろいなぁ」って。そです。涙もろいです。

1. 12/16 21:20 平井堅キター!!http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20041216100003/16140.html
2. 12/16 21:25 去年の玖伊屋で、「見れば分かるだろ(笑」とかいう話があったのを思い出しました。すみません、日記と全然関係ないですね。(ms M.)
3. 12/18 07:05 あったねぇ。まぁ「見ればわかる」っての。マトリックスネタもあったね。平井堅の話はstnでもさかんにされてます。でも、おおらかでいいと思うけどなぁ(い)

12月 14日 火曜日
山城の風景
 最近、木津川の堤防の上を走っています。
 夕方、5時頃から走りはじめると、堤防の上を走る頃は、ちょうど日の暮れの直後です。西の山際にまだ太陽の光が残っていて、すごくきれいです。雲の感じも秋から冬への移行の季節ですから、ちょうどいいです。東の山際に目を移すと、こちらのほうはすでに深い青色になっています。わたしが走っている場所は、ちょうどその真ん中。
 やがてだんだんと暗くなってくると、町の灯が見え始めてきます。とはいえ、「夜景」という感じじゃないですね。ぽつりぽつりとある灯が固まっているところが「町」です。点々とあるところが、「町」と「町」をつなぐ「道」です。
 そのころになると、走るペースもかなり速くなってきます。「このペースで走れるようにならなくっちゃ」と思いながら、だんだんと雑念が消えていき、走ることに専念しはじめます。

 なんか、空白の時間。

1. 12/16 16:46 いつきさんがお住まいの南山城の木津川沿いは、奈良時代、元正天皇、聖武天皇、橘諸兄がその風光を愛し、離宮や別荘さらには都(恭仁宮)が置かれた景勝の地です。
2. 12/16 16:48 私も昔、大きな川の無い大和を旅行していて、奈良坂越えて南山城に入り、水の豊かな美しい風景に心が洗われた記憶があります(姐)。
3. 12/18 07:07 そうですそうです。そのあたりです。近くに橘諸兄の別邸あとがあります。なぜここに構えたか、なんとなくわかるきがします。
4. 12/18 07:08 なだらかな山と豊かな川に囲まれた、人の住む里なんですよね。(い)

12月 13日 月曜日
意外とマシやなぁ…
 昨日あれだけ飲んだのに、意外と目覚めがマシです。やっぱ、飲む量が落ちているからなかぁ。
 午前は試験の解答づくりと試験監督。午後はやっぱり学習会。学習会終了後、とりあえず家へ。しばし仕事。夕方になって、やっぱ走らなくちゃということで、ひさしぶりにちょっと長いコースに挑戦です。しんどかったけど、それなりに満足です。
 パートナーは、ひたすら子ども会の用事をしています。しゃーないので、今日の晩ご飯はわたしの担当です。根菜をたっぷりつかった豚汁風みそ汁。アキレスでつくったドテ焼き。ほうれん草のおしたし。あとは、ニンジン葉です。パートナーはとうていご飯がつくれないと思っていたらしく、できあいの焼き鳥もあったので、えらいごちそうでした。
 あとは食器を洗って子どもをお風呂に入れて、宿題を見て、歯を磨かせて一緒に寝たら、いつもの一日のおしまいです。
 はぁ、やっと普通の日が過ごせました。

12月 12日 日曜日
どんなけ飲むねん…
 午前は会議。みんな朦朧とした顔をしています。まぁ、しゃーないですよね。で、ようやく目が覚めてきたあたりで会議は終了。みんなでお昼ご飯。
 それにしても、みんなで切符をとったのですが、昼に会議が終わるのになんで切符は3時半ですねん。まぁ、時間もたっぷりあることですから、ゆっくりと飲みましょうということです。
 まずは、広島焼き。いや、みんな昨日食べたのですが、ひとり、まだ食べたことがないという人がいたもので、これはしゃーないです。
 その後、1時間ほど時間があるので、近くの居酒屋へ。さすが広島。昼間っからあいています。で、かなり飲んだところで新幹線に乗車。メンバーのうちの1人がきっちりワインを3本持ち込み。これもあっというまに終了。
 やがて京都駅到着。ここで、新横浜まで行く人を無理矢理おろしてアバンティの地下でさらにもういっぱい。もうこのあたりでわたしも限界に近くなってきています。ほんまに弱くなったなぁ、と。途中、ふと思い立って、東ジュンさんに電話。突然でゴメンでしたm(_ _)m。
 7時頃にようやくお店を出ました。このころにはフラフラ。もうだめです。みなさんの冷たい視線を感じながら、バイバイ。電車に乗ったのはいいのですが、案の定乗り越し。やれやれ。まぁ、時間が早いので助かりました。

12月 11日 土曜日
こんなところにも…
 今日は、出張で広島です。
 9時頃の電車に飛び乗って、10時前の新幹線で広島駅へ。そこから在来線で現地へ。ついたらちょうどお昼頃。まずは腹ごしらえです。広島といえば、とりあえず広島焼きでしょう。で、駅の近くの店を物色。最初に入った店は、すでにいっぱいのお客さん。ということは、ここっておいしいの?と思ったのですが、こちらは実は総勢7人。この店はあきらめて、商店街をもう少し奥に行くことにしました。と、路地を見ると、なにやら看板が。がらりとあけるとおばあちゃんがひとりやっている店。お客さんはなじみの人らしきおっちゃんが一人。「7人いけます?」と聞くと「いけるよ」とのこと。みんなでわやわや入っていきました。
 まぁ、関西人が7人ですからうるさいのなんのって。「おばちゃん、この店何年やってんの?」「41年やなぁ」。すごいっす。「この鉄板何代目?」「開店からずっと」。すごいっす。ぴかぴかの鉄板ですよ。でも、よく見ると、たしかに真ん中が反っています。そのうち、「実はなぁ、わたし韓国人やねん」「えっ!」「小さい頃被爆したねん」「えっ!」。そこからは当然聞きとりの開始です。ハルモニも、お好みを焼きながらいろいろな話をしてくれました。いやぁ、まいりました。
 午後は、在日外国人教育関係のセミナー。今回は、学校現場というより、NPOなんかの人がメインでした。で、壇上に立ったのはすべて女性。閉会のあいさつで「男性もがんばらないと」という男性の言葉でした。でもね、よく考えてみると、なんとなく納得。だって、大学教員とか、高校教員だったら男性が多いんですよね。女性はそういった労働現場からはじかれた結果NPOで活路を見いださざるを得ない。さらに、結果として「男性を補完する役目」になってしまったりする可能性もある。う〜ん。あかんやろう…。
 夜は交流会。その前に、ちょっと広島見物ということでランニングをしてきました。太田川・相生橋・原爆ドームという3点セットをまわってきました。
 交流会のあとは2次会・3次会と続きます。みんなとっても元気です。わたしはというと、お腹が減ってきました。ということで、3次会のあとは一人でつけ麺なぞすすってきました。麺はしこしこ、野菜がたっぷり、ゴマがたっぷり、ちょっとピリ辛ということで、なかなかいい味だなぁ、と。そのうち玖伊屋でつくろうかな。
 結局ホテルに帰ったのは2時頃かなぁ。やばいっす

12月 10日 金曜日
滋賀県おそるべし!
 午前は期末試験の試験監督。午後は地域の学習会。で、終了後家に急いで帰って、駅まで送ってもらって滋賀県へ。湖東町の人権関係の集まりで話をすることになりました。
 行きの電車のなかで、えらいことに気づきました。で、担当の方に急いでメール。「あの、ホワイトボードか黒板、今からでも準備できます?」やがて返事が返ってきました。「ちゃんと準備をしてありますよ」。よかった…。なにせ、教員の職業病というかなんというか、なにかを書きながらしか話せないという…。
 さて、少々早く現地に到着。担当の方、人権啓発課の課長さんとあいさつ。そのうち町長さんまで出てこられて名刺交換。えらいおおげさやなぁと思ったのですが、なんでも人権啓発週間で、人権標語の表彰式とかもあるようで、なんとなく納得。
 で、いよいよ話。正面を見ると、テレビカメラがあります。なんでも、町内のCATVで流すとか。思わず最初に「アップだけはやめて下さい」と、べたべたのギャグを飛ばしてしまいました。
 それにしても、人口約9000人の小さな町なのに、100人以上の方が来ておられます。しかも、今日は地域の寄り合いも重なっているとか。もしも重なっていなかったらと考えると、驚いてしまいます。だって、出席率1%ですよ。100万人都市に換算したら1万人の出席と等価ということですよ。まいったなぁ。
 話し終わったら既に9時半です。例によって写真を見ていただいたり書籍販売をしたり。そうそう、助役さんが「どうも同性愛だけはわからん」とかいいながら『セクシュアルマイノリティ』を買っておられました。まぁ、しっかり読んで下さいね。

 10時過ぎの電車が最終ということで、そのままあわてて駅まで送ってもらいました。で、帰る前に課長さんから紙袋を渡されました。中には缶ビールが5本。なんと、エビスと黒エビス。さらにつまみまで入っています。そうなんです。終わってから一緒に飲みたかったけど、時間的にしんどいので、事前の打ち合わせのメールで「帰りの電車で一人寂しくビールを飲みます(笑)」と書いたらおみやげに下さったんです。でも、さすがに新快速のなかでグビグビ飲むわけにはいきません。それでも缶を隠しながら、目立たないようにグビッ。めっちゃおいしいです。
 ということで、ごちそうさまでした。

1. 12/14 19:22 滋賀の奥地の遅い電車はグビグビ呑んでいるひとけっこういますよ。(空き缶の置き去りがイヤ ま”)
2. 12/14 23:16 しかもその空き缶の中に吸殻が!!スモーカーの良識を疑う・・。(Y子)
3. 12/16 01:37 社内は禁煙なので缶がゴロゴロころがるだけやけど、ホームの階段で酒盛りしてる連中は空き缶灰皿。人間としての良識終ってます(ま”)
4. 12/16 10:26 あれ、分別する時とかたいへんなんですよね。そうそう、タバコ吸わない人間が灰皿を洗うのもなんだかなぁ…。(い)

12月 9日 木曜日
そうか、今朝(つーか、昨日の夜)だったか…
 朝、職員朝礼がはじまる直前に、「昨日聞きました。とてもよくわかりました」といってこられた先生がおられました。で、「へ?」と一瞬とまどったのですが、これのことでした。完全に忘れていました。ごめんなさい、関係者のみなさんm(_ _)m。
 実は、11月23日の取材ってこれのことだったんですよね。で、あのときの最初の印象は「さすがNHK!取材にはDATを使うんだ!」だったという…。で、アナウンサーの方に「ウチの放送部の子らが見たら、よだれたらします」と言うと、笑っておられました。最後に「生徒さんたち、うちの局だったら喜んで案内しますよ」と言っておられました。それを生徒達に伝えると、「やった〜!」と万歳していました。ということで、その折りはよろしく…。
 その後メールチェックをすると、たまたま聞いておられた方からメールが入っていました。「夕べのNHKラジオ深夜便に出ていらっしゃったのは貴方様でしょうか?」という書き出しではじまるそのメール。中には短いながらもご自身の状況を書いておられました。その方のサイトを見ると、とても明るく楽しそうな感じです。きっとそこだけを読んだのではわからない「生活」を抱えておられることが伝わってきました。
 やはり、「情報を発信し続ける」という意味で、「取材に応じたことは間違っていなかったなぁ」という気がしました。

1. 12/11 12:15 私も放送50分前に知り、あわててタイマーセットしました。CD-Rに移動して保存予定です。
2. 12/11 12:17 でも、NHKだからといって「配偶者」の連発は違和感。ここはやっぱり「パートナー」ですよね(上も、「朱」)

12月 8日 水曜日
今年も12月8日が来た
 いや、別に真珠湾の話をしようなんて思っていません。わたしにとっての12月8日は、1980年のことです。
 1980年は、大学に入学した年。そのころ、韓国は軍政が引かれていました。KCIAによって拉致された金大中さんが本国で死刑判決を受けていました。その一方、韓国では民主化闘争の火の手があがっていた頃でもありました。5月にはクワンジュで蜂起があり、軍による大弾圧がありました。
 京都では、「韓国の民主化闘争と連帯して闘うぞ、オー」という闘いが過激派市民によってなされていました。どういうわけか、1回生の頃のわたしは、その渦の中にいました。そして、12月8日を、四条河原町の交差点で迎えていました。
 その日、ハンスト闘争の真っ最中でした。もちろんわたしはハンストなんてやる根性はないので、まわりでビラまきをしていました。そうそう、学生の頃、「なんで満腹闘争ってないんだろう。闘争期間中、どれだけ苦しくても食べ続ける、そちらの方が絶対しんどいよね」なんていうしょーもないこと話していましっけ。は、おいといて。
 ビラをまいているわたしたちのところに、あるニュースが飛び込んできました。「金芝河が釈放されるらしい!」「え〜」。驚きました。時代が動きつつあることを感じました。
 それから1時間ほどしたときに、次のニュースが飛び込んできました。「ジョン・レノンが殺された!」「え゛〜!」。時代は動いていました。
 韓国では、その後いわゆる民主化闘争が勝利をしました。でも、いまだに「朝鮮民主主義人民共和国との戦時下体制」が続いています。日本では、師走になると、「merry merry christmas and happy new year」とレノンが歌っています。でも、どんどん、いや、すでに「戦時下体制」にあります。
 あれから24年の今が、「いま」です。これから24年、どんな時代を自分たちはつくりだせるのだろう。絶望的な思いを抱きながら、それでも、なにかをしなくちゃ…。

1. 12/09 00:10 月曜日にとある幼稚園にクリスマスのお話の営業にいったらおたくの弟君と再会、ふたごちゃんの姪ごたちもみました。ゆき。
2. 12/10 08:28 War is Over if You want it.とも歌ってますね。やっぱりYou=Bush?(ほんとはYou=everyone ま”)

12月 7日 火曜日
試験が近いのに…
 なんか生徒がいまいちピリッとしない。
 ちょっと前までは、どんなにガチャガチャしたクラスでも、試験前数回の授業は必死でプリントをやったもんですけど、そういう緊張感がぜんぜんありません。どうなっているんだろう…。
 もしかしたらウチの学校に「やらない子」らが集まっているだけかもしれないけど、そうだとするとそれはそれで問題です。というのは、「やる子」と「やらない子」が混在しているところでは、それなりに「やらなくちゃ」という空気があたりに流れはじめます。その空気の中で「やらない子」も「やらなくちゃ」となっていきます。ところが、「やらない子」ばっかりのところでは、「やらなくちゃ」という空気が流れない。だから、いつまでたっても「やらない」だけなんですね。

 ウチの学校では、かれこれ10数年前から習熟度授業にとりくんでいます。かつては「差別選別の授業」と言われていましたが、「差別選別されてきた子らが顔をあげられるために」ウチの学校でははじめました。最近、ようやくあちこちの学校でもとりくまれポピュラーになってきました。でも、わたし自身は「曲がり角やなぁ」と感じはじめています。というのは、高校入学段階ですでに差別選別されてきている生徒達は、はじめから習熟度で学校に振りわけられています。それをさらに薄くスライスしていくと、「しんどい子」は「しんどい子」としかつきあえなくなってしまう。すると、まさに再生産が起こるわけです。なんか、「階層分化を加速する装置」でしかないような気がしています。

 ところで、「等質のものばかりが集まる危険性」って、学習集団だけではないような気がします。「雑多な集まり」であることの必要性。「神様は多様性を愛する」ということの意味。なんかかみしめてしまう…。

1. 12/08 22:17 私は劣等生だった科目も優等生だった科目もありますが。その経験からすると、習熟度授業マンセーす。もちろん色々ありますけど(樹
2. 12/08 23:18 他府県の様子はわからないのですが、いまのウチの学校の状況では厳しい気がします。でも、習熟度ですくわれている子もたくさんいることも事実です。やっぱ難しいな。(い)
3. 12/08 23:19 う〜ん、でも、習熟度ではなく、少人数に移行したい気がする今日この頃。(い)
4. 12/10 07:37 体育だと、案外抵抗無くチーム分け(身体弱い子の負荷を軽くする)したりするのに...(樹

12月 6日 月曜日
どうも走れない…
 放課後、補習が終わったら4時半。そこからなんやかんやすると、5時過ぎ。間もなく勤務時間終了です。で、グラウンドを走ろうかなと思ってみてみると、電気がついていません。どうやら試験一週間前で練習をしていないみたいです。そういえば、野球部の子が「勉強会があるからプリントちょうだい」って来たなぁ。
 あんまり暗いところで40分ほど走ると、気が滅入ってくるし、かといって学校近くのアップダウンの激しいコースはまだやめたほうがいいし…。
 ということで、家に帰ろうと思ったら、パートナーからメール。「チーズ買うの忘れた…」。しゃーないので、業務スーパーに買いだし。てなことをやっていると、家に帰ったら6時過ぎ。で、台所に行くと、な〜んもなし。ま、しゃーないです。地域のクリスマス会が近いから、いろいろあるのかな。
 でも、子どもには7時には晩ご飯を食べさせたい。となると、台所仕事がどどーんと待っています。と、そこへパートナーも参戦。無事7時過ぎにはおなべを囲んで家族団らんのひととき。めでたしめでたし。
 でも、今日も走れなかった(涙)。

12月 5日 日曜日
休みなのか何なのか…
 朝からパートナーは、区の清掃活動&公民館のクリスマス用飾りつけ。なにやらバタバタと動いてはります。で、わたしはというと、先週はムチャクチャだったので、今日こそは寝るぞとがんばっていました。で、9時過ぎに起き出すと、清掃活動に行ったはずのパートナーがいます。「一週間まちがえた〜」。せっかく朝寝坊できる日を、あほかいな、きみは…。
 で、10時頃に飾りつけに出て行きました。ところが、んなことしに行ったら、当分帰ってくるはずがありません。ということで、お昼ご飯の担当はわたし。子どもにはナポリタン。大人はカスとスジのお好みです。小麦粉が少なかったので、野菜と山芋が多めになったのですが、ふかふかに仕上がってなかなかよかったです。
 夕方、いつものリゾート気分になろうと思ったのですが、風は強いし、雨はぱらつくし、やむを得ず断念。そうこうするうちに、晩ご飯の時間帯になりました。冷蔵庫の中を見ると、これまたたくさん食材があります。なかには1週間前に「つくるの失敗した〜」とパートナーが嘆いていたシチューなんかもあります。ここは一発復活作戦。赤ワインを入れて少しのばして、トンカツソースをひとたらし。ベイリーフを入れて香りつけ。これをグラタン皿にのせて、ホワイトソースを上にひいてオーブントースターで焼きます。ひととおり火が通ったら、パン粉をのせて表面をぱりっとさせてできあがりです。いや、トンカツソースはとっても便利。

12月 4日 土曜日 のち
はしご…
 まずは午前中、全国大会を決めた某クラブの壮行会の準備。約1時間で放送セットがすんだのでやれやれと思っていたら、スクリーンを釣るためのバトンがジャムってしまったみたいで、キャットウォークにのぼるハメに。応急処置だけして、とりあえず脱出。
 昼から、地元の人権講演会のお手伝い。と言っても出演者のですけど。講演に先立ってあるサムルノリで、今日は久しぶりにチャンゴをたたきました。疲れた。
 午後は、京都性教協の学習会で話。基礎的な知識をお持ちの方ばかりなので、その部分が必要ありません。なので、いつも話しきれない後半(トランスジェンダーのおかれた現状)についてずいぶんとゆっくり話すことが出来ました。質疑や意見のなかで、ジェンダーアイデンティティが混乱しているという人の親の方から発言がありました。その方、本当に子どもさんのことを大切に思っていらっしゃいます。すてきな人だなぁ、こんな人の子どもだったら安心だなぁと思ってしまいました。なんだかんだで、2時間の予定が3時間。でも、充実していました。
 夜は、私を学習会に招いてくれた人と一緒に組合の女性部の忘年会。ちょっと落ちついた感じの飲み屋です。昨日の中華料理とはまた全然別ですね。いかにも和風のおいしい料理でした。なかでも小芋のあげたのはびっくりしました。家でつくろうっと。
 9時頃にはお開き。そこから宇治まで送ってもらって(もちろん、送ってくれた人は呑んでいませんよ)、最後は電車。最寄りの駅から夜風に吹かれながらブラブラ歩きました。風はメチャクチャ強いけど、ちょうど雨も上がっていい感じです。

12月 3日 金曜日
忘年会
 昼から、地元の同研の研修会。今日の講師は、藤田敬一さんでした。話を聞くのは、もう3回目なんですけど、毎回新しい発見があっていいなぁ、と。一応、「飲み友達」というふうにしていただいていて、たまにわたしのほうにふってこられます。それはそれでうれしいのですが、「彼」って呼ぶのはやめてほしいなぁ。なんか照れる。あれ?
 で、夜は学校の忘年会。なかなかおいしい中華料理でしたが、おなかがいっぱい。そういえば、お酒もあんまり飲めません。ビールをコップに数杯。紹興酒をちっちゃなグラスに数杯。ウィスキーのロック(シングル)を2杯。以上で飲むのをやめてしまいました。
 そうそう、トイレから出た瞬間に、若い同僚とばったり。席に帰って「バレたか〜(笑)」と言うと、「ぜんぜんナチュラルでしたよ〜」とフォローが入りました。やれやれ。
 みなさんは2次会に行ったみたいですけど、なんとなく行く気になれなくて、近くの知りあいがやっている焼肉屋へ。真露を一杯飲ませてもらって、うだうだ話をしていました。と、お店の2番目の娘さん(と言っても、現在看護士で働いている)が顔を出して、「今から家に帰るし、いっしょに行こ」というので、おつきあい。やっぱ、タクシーじゃなくて帰るのって、いいなぁ。

12月 2日 木曜日
やっぱ、日常じゃないや(笑)
 この間生徒に謝ったせいか、生徒との関係が少し近くなるというか修復できたというか、そんな感じがします。もっとも、試験も近いしね。てなことで、放課後は補習。みんなそれなりに一生懸命とりくんでいました。
 補習が早めに終わったので、今日は久しぶりに走ろうかな、ということで、ちょっとハードめのスピード練習なんぞをしました。2週間ぶりなもんで、息が上がったけど、気持ちいいもんです。
 で、どういうわけか、今日も取材。今日は大阪府東部の某市の人権啓発課の方からインタビューです。なんでも、市の人権啓発関係の広報誌に載せるそうな。「違和感」のこと「カミングアウトの躊躇」のこと「カミングアウトして良かったこと悪かったこと」なんかについてダラダラと話をしました。そこでわかったことは、わたしってメッチャ楽観主義だっていうことです。そういえば、先輩たちから「お前は懲りひんヤツやなぁ」と常々言われています。そのとおりだなぁと。まぁ、悪いことを言われても、そこから学ぶことが出来たらOKだと思っているし、それ以外のことは適当に忘れてしまいます。いいことを言われたら、これは素直に喜んでしまう。だもんで、最終的には「いいこと」しか残っていなかったりするんです。
 まぁあと、「読者に言いたいこと」あたりについては、参考文献に基づいて、2〜3話をしました。
 てことで、1週間に2回もお酒をおごってもらってしまった^^;;。ごちそうさまでした。

1. 12/08 09:57 リンク先を開いてびっくりした(参考文献の作者)
2. 12/08 23:20 いや、わたしもチゲの参考文献のリンク先を開いてびっくりしましたがな。(い)
3. 12/09 07:26 おたがいさまですか。チゲは参考文献にならって作っておいしくいただきました(ま”)

12月 1日 水曜日
こんなところに…
 やっぱり、vangelisへの思いが断ちがたいので、ネット上でいろいろ調べました。いや、けっこう多いですね。「gooooooooooooooogle」みたいな感じです。ところどころに、freeのmp3ファイルがおっこっているのですが、なかなか聞きたい曲がありません。当たり前か…。てなことをやっていると、あやしげなサイトが…。う〜ん、あるところにはあるもんだなぁ…。恐るべし。

1. 12/04 06:17 炎のランナーにコスモス。神秘的でした。なつかしいなあ。(かずみ)
2. 12/04 09:05 albed0.39とかalphaとか。聞いてたら本当にcosmosですよね。(い)